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設計士が解説 先の生活を見据えたリフォーム
相続、住まいのバリアフリー、断捨離など、終活を考え始めた時に住まいのあり方を検討される方が増えています。そうした背景を受けて、トータテリフォームセンターでは10月15日(土)に行われた「ときめき終活フェア」にリフォーム相談ブースを出展。さらに設計士の五郎丸さんが「快適リフォームと生前整理」と題したセミナーを担当しました。当日の様子をレポートします。
これからの人生を実り多いものに「ときめき終活フェア」
トマトコーポレーション様が主催された「ときめき終活フェア」が10月15日(土)チサンホテル広島で開催されました。相続、生前贈与、葬儀など、終活に際して気になることについて、専門家の話を聞くことができる相談ブースとセミナーの機会を設けた一日。3回目の開催となりますが、トータテリフォームセンターは今回初めての参加となりました。
会場内に、リフォームのご相談カウンターを開設。リフォームはもちろん、不動産の買取に関するご相談なども多くいただきました。
終活でリフォームする必要性
セミナー会場では、この日のトリを飾る形で五郎丸さんが登壇。人生100年時代。居心地がよくなる家「快適リフォームと生前整理」というテーマでお話を始めました。
やや緊張した面持ちで話し始めた五郎丸さん。始めにトータテグループと自身の紹介を行います。
「五郎丸」というやや珍しい名字のこと、ラグビーワールドカップでよく知られるようになったけれど、残念ながら日本代表五郎丸選手とは親戚関係ではなかったこと、コロナ禍で新しい趣味としてウクレレを始めたけれど、会社の人には明かしておらずこのセミナーの自己紹介のために初めて公言したことなどを話しました(笑)。
五郎丸さんも会場も緊張がほぐれてきたところで、今回のテーマについて。
世界有数の長寿大国となってきた日本では、この30年で平均寿命が男女とも10歳近く伸び、〝老後〟と呼ばれる期間が長くなったこと。セカンドライフを住み慣れた我が家で安全、快適に過ごすために、これから先の生活を見据えたリフォームを行う方が増えていることに触れます。
大きくうなずきながら聞き入る方の姿も多く見られた終活リフォームのポイントは以下通り。
身辺整理(断捨離)ができる
間取り、設備、収納、今後のライフスタイルなどを見直すリフォームは、断捨離の最大のチャンス。納屋や押入れに入っているものなど、ご先祖様から受け継いだ物を整理するきっかけにもなります。
老後の生活を安全かつ快適に
シニア世代はリフォームによって住まいの安全・快適性能を高めることは、健康寿命を伸ばす上でも重要です。
■個室・廊下
最も使用頻度・滞在時間が長いリビングや寝室、廊下は、段差や滑りやすい床などによって事故が起こりやすい場所。
→今の床材の上に新しい床材を貼る「追い貼り」などによる段差の解消。滑りにくい素材の床への変更。適切な場所へ手摺を設置。内窓設置などによる断熱効果の向上。
■玄関
靴の脱ぎ履き時の転倒や、上がり框でのつまづきの恐れ。
→適切な場所への手摺、ベンチ、上がり框の段差を解消する式台の設置など。
■トイレ
出入り口の段差(スリッパを履き替える習慣があったため、扉の開閉時に干渉しない5〜6cmの高い敷居)や、バランスを崩しやすい和式トイレによる転倒。
→段差の解消、洋式トイレへの取替。
■浴室
ヒートショックによる健康被害(昔の家は寒い北側に水廻りを設置していることが多く、温度の急激な変化により血管の病気などを引き起こすリスクが高い)、濡れたタイルの床などによる転倒の恐れ。
→断熱性、保温性、撥水性、防滑性に優れたユニットバスへの取替。洗面室との床の段差の解消や手すりの設置も容易。
終活リフォームに際して知っておきたいポイント
さらに終活リフォームに際して知っておきたいポイントに触れました。
予算に応じたリフォームが可能
一般的に、新築や建て替えに比べて予算が抑えられることがリフォームのメリットですが、既存の家の状態によっては大掛かりな補修などが必要になり、必ずしも安く済むとは言えないことも。
しかし、予算に応じて必要な箇所から優先的に、あるいはライフスタイルに応じて計画的に進められることがリフォームのメリットです。
また住み慣れた愛着のある家や、先祖から受け継いだ家を残すことができることも、リフォームならではの利点となります。
終活リフォームは元気なうちに
「転ばぬ先の杖」ではありませんが、事故が起こる前に、設備が壊れる前に、対策しておかないと困るのはもちろんのこと、リフォームは想像以上に体力を要します。
持ち物の断捨離、家具などの移動、さらにリフォームの規模によっては仮住まい先への引っ越しの必要が生じます。住みながらのリフォームでも、通常の生活とは異なる不便さやストレスにさらされます。
リフォームを考えている方には、体力があるうち、元気なうちに実行することをお勧めしています。
実例を通じて終活世代のリフォームをご紹介
最後に、五郎丸さんが手掛けたリフォームの実例をご紹介。築60年以上の古民家、ご夫婦のセカンドライフの住まいにリフォーム。薪ストーブと対面キッチンを取り入れて、梁を現しにした明るく広いLDK、既存の欄間や書院などを活かした工夫、ご主人の趣味の部屋に変えた土蔵などの見どころに、皆様興味深く聞き入っておられました。
終活としてリフォームを考えるポイントをわかりやすく伝えたセミナー。
セミナー終了後も個別に相談される方が多くおられ、終活世代へのニーズを感じられた一日にもなりました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
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