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家事楽のためのリノ活!セミナーレポート

リフォームしたい
2023.05.02

2月4日に行われたトータテリフォームセンターリノ活。今回は『家事楽』をテーマに、家事代行サービス会社「株式会社ママ楽サポート」代表の西村さんとマネージャーの表さんを講師にお招きし、お話を聞きました。

〈ママ楽サポートの表マネージャー(左)と西村代表(右)〉

効率の良い家事動線とは?

午前と午後の2回行われたセミナーは、“ママ楽”“家事楽”というテーマもあり、幅広い世代の女性が多くご参加くださいました。

〈セミナーの様子。左は最初にご挨拶したトータテリフォームセンター代表の菅野〉

ママ楽サポート様は、広島を中心に “家事代行サービス”を手掛けている会社。
産前産後や仕事と家事、育児、介護等の両立が大変な時などの困りごとを抱えていらっしゃるご家庭で、料理や掃除・片付けのサポートサービスを行っています。

この日は多くのご家庭の家事のお手伝いを経験してきた目線から、「もしかして思うように家事がしづらいのは動線が悪いのでは?」、「では効率の良い家事動線とは?」というテーマに沿って、お話くださいました。

効率の良い家事動線のポイントは、ずばり以下の3つの「」。

  • (1)取り出しが 楽
  • (2)収めるのが 楽
  • (3)管理が 楽

この3つの「楽」を実現するためには、持ち物を実際の生活に落とし込んで収納場所、つまり“物の住所”を決めていくとより効率が良くなります。

  • (1)いつ使うか?
  • (2)どのくらいの頻度で使うか?
  • (3)どこにあると便利か?

具体例を交えたわかりやすい説明だったので、皆様うなずいたりメモを取ったりされていました。

家が片付かない! のお悩みに答えて

さらに参加者様たちのお悩みも聞きながら考え方のコツなどをアドバイスしてくださいました。

お一人おひとりに丁寧に向き合い、決して否定されず、近い距離で具体的なお声掛けをしてくださる姿勢がとても親身に感じられました。

どのようなお悩みの声が出たのか、少しご紹介します。

衣類が片付かない!!

衣類の旬はだいたい3年。
買ったシーズンにスタメンとしてよく着て、次のシーズンは控え・代打のようになっていきます。
3年くらい経つと自分の心身の成長に応じてもっと似合うものが出てくるので、「高かった」「気に入っていた」よりも、「いつ着るか」「本当に着るか」の目線で整理してみては。
どうしても迷うものは、一時的な箱やゴミ袋に入れて何回か収集日を見送ってみて、思い出すことがなければいらないと割り切る方法も。

紙類が溜まってしまう!!

書類などは保管する量やルールを決めると整理しやすくなります。
公的な通知書類は1年分、引き出し一杯分、ファイル何冊分などと決めて、定期的に見直すようにするとすっきりします。
近年は大事な書類ほどいざという時は再発行もできるので、証券や登記の原本など、よほど大切なもの以外は、あまり処分することに神経質に不安にならなくても大丈夫!

ストック切れが怖くて買い置き品が片付かない…

ストックを使ったら1つ買い足すなどのルールを決めると、ストック切れの心配もなくなります。
ストックの量も減らせるので何があるか一目でわかり、奥の方から買い置きしていたことを忘れていた賞味期限切れの調味料が出てきた…というような無駄も減らせるはず。

思い入れのある物を捨てられない…

断捨離を決意してもなかなか進まないよくある問題。
たとえ高かった物でも、今後必要なければ思い切って手放したり、眠っている着物はリメイクしてみたり。
子どもの思い出の品やアルバムなども、誰に必要な物か、どれだけ見返すことがあるのか、一度考えてみて。
今すぐに手放せない時は無理せず残しても大丈夫。
時間が経つと、手放せるようになる物もあります。

物を減らしたいのについ買ってしまう…

持ち物を減らしたいなら、物の買い方を見つめ直すことも大切。
逆に安いから捨てても惜しくないと安易に買ってしまうのも、物が増える一因に。
「あったら便利」な物は、「なくてもいい物」という可能性も。
買う前に、これが10倍の値段でも買うほど欲しいか、考えてみると良いでしょう。
また同じ物でどちらを買うか悩んだ時は、高くてもちょっと良い方を選ぶようにすると「あっちにすれば良かった」という後悔が比較的少なく、無駄な買い物にならないかもしれません。

自分らしい暮らしを楽しむことを大切に

この後、「理想と現実のギャップを埋める」というテーマで、参加者の皆さんの理想と現実についても伺いました。

多くの方が「モデルハウスみたいにすっきりした暮らしにしたいけれど、なかなか物が減らせなくて片付かない…」と話されるのを聞いて、西村さんが素敵な話を聞かせてくれました。

西村さんは一時、家の中の物をどんどん処分して、本当に最低限の物だけに絞ったことがあったそうです。

「けれども、だんだん楽しくなくなってきちゃって、また少しずつ物を増やしています」とのこと。

生活には無駄を省くだけでなく、ちょっといい器で料理を食べたり、気に入ったカップでコーヒーを飲んだりする、ゆとりや遊びも必要です。
毎日の生活をより豊かにしたい、暮らしを楽しみたいと考えるようになりました。
だから「こうするべき」と決める必要はありません。
自分がこれでいいと思えたら、それでいいんです。
5年後、10年後の暮らしがもっと楽しくなるように、できることから始めてみてください。

柔らかな口調で笑顔で話される西村さんのお話を聞いて、皆様も「やらなきゃ」と気負いすぎず、「できない」と自分も攻めすぎず、できるところから取り組んでみようと、ほっとしたような笑顔になられていました。

素敵な時間を共有していただき、ありがとうございました。

トータテリフォームセンターでは、定期的にこうしたプロのお話が気軽に聞けて、暮らしやリフォームに役立てることのできる「リノ活」を開催しています。

また素敵な企画をお届けしてまいりますので、ぜひご参加ください。

リフォームのご相談・お問い合わせも、トータテリフォームセンター庚午店北店、そごう広島店新館5階のリノベスタジオ、そしてHPからも受け付けています。

お気軽にご活用ください!

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