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資金の相談まで安心して任せられるリフォームを〜リノ活レポート

リフォームしたい
2022.09.29

8月27日(土)・28日(日)に、リフォームについての不安や疑問を専門家に気軽に相談できる「リノ活」が、そごう広島店新館5階のトータテリノベスタジオで開催されました。

資産や住宅の専門家がリフォームの疑問に応えるリノ活

今回の専門家は、リノ活ではすっかりおなじみになったローンや相続についての相談を受けてくださるファイナンシャルプランナー森田浩文さん。

資金の相談まで安心して任せられるリフォームを

また、ライフスタイルの変化に伴う間取り変更やバリアフリー化などの相談を受ける設計士、インテリアコーディネートのコツや内装の相談などを受けるインテリアコーディネーターのスタッフたちも対応しました。

リフォーム相談

住まいと資産に関する相談例

今回はリフォームに限らず、広く住まいと資産に関する相談がいくつかありましたのでご紹介します。専門家にこんな質問が気軽にできる場というご参考にご覧ください。

ファイナンシャルプランナー

相談例1/老後の住まいについて

─ 現在、4LDKの分譲マンションに暮らしていますが、定年後もローンが続きます。子どもたちも独立したため、高く売却できるうちに売却してローンを返済し、もっと小さい賃貸住宅に住み替えることも検討しているのですが…

老後の住み替えに関しては、それぞれのライフスタイルもあるので一概には言えません。しかし、一つ目安として考えてみていただきたいのは、本当に今の生活を大きく変えられるかどうかということです。現在4LDKでゆったり暮らしていて、1LDKの生活に変えることができるか。キッチンや浴室などの住宅設備や、収納力も、分譲マンションと賃貸アパートでは大きく変わります。生活の変化への対応を現実として考えてみることが大切です。

もう一つは予算の問題。今や人生100年時代ですので、仮に60歳から賃貸住宅に住み替えた場合、家賃が月5万円として40年支払っていくと、2,400万円支払っていく試算になります。ローン支払い後、共益費等の支払いを続ける場合とどちらを選択するか。住まいの立地や健康状態、家族なども考慮に加えるポイントになります。

相談例2/住宅ローンの繰り上げ返済について

─ 両親が定年前に一戸建てからマンションに住み替えをしました。主に年金から支払っていますが、元気なうちに繰り上げ返済してしまった方が安心でしょうか?

具体的な数字をお聞きした訳ではないのではっきりしたことは言えませんが、お話の様子では残った支払い年数はおそらく4、5年程度でそれほど多くないように感じます。住宅ローンの利息分をほぼ払い終わっているようであれば、繰り上げ返済や借り換えをしても大きな金額的メリットはありません。
さらに、住宅ローンを組む時に団体信用生命保険(通称・団信)に加入しているはずですので、あってはならないことではありますが契約主であるお父様が死亡、あるいは契約によっては三大疾病と診断された場合、お母様は残金の支払いの必要がなくなります。
無理に老後のお金を一度に使って払ってしまうより、生命保険も兼ねていると思ってローンの返済を続ける方が良いのではないでしょうか。

相談例3/住まいの相続について

─ 両親が今住んでいる家をリフォームして同居するというプランも考えています。その場合、相続税や贈与税はどのようになってくるでしょうか?

相続や贈与については、本当にケースバイケースで住まいの資産価値などによっても変わってきます。例えば以下のようです。

■ 現在の住まいが古くて資産価値が低い場合
 お父様の名義の住まいを、子どもさんがリフォームして資産価値を高めた場合、お父様が贈与税を支払う必要性が発生することがあります。最大2,500万円までの生前贈与の非課税枠などを利用して、お父様から子どもさんへ生前贈与した方が負担が軽いケースもあります。

■ 現在の住まいの資産価値が高い場合
 生前贈与するよりも、ご両親の死後、相続する方がスムーズと考えられます。しかしご兄弟など相続の権利者が複数いる場合は、不動産の価値を分割した金額を支払う必要が生じることもあります。後の揉め事にならないように、必要に応じて司法書士などの専門家を立てて整理しておくことも一つの方法です。

リフォーム業者によっては、工事することによる利益を優先し、こうした資金、法律、税金に関するアドバイスを行わず手続きは施主様任せにすることもあります。
トータテリフォームセンターでは、私たちファイナンシャルプランナーと提携して、控除や優遇制度などを上手に活用したアドバイスを行いながらベストなプランを一緒に考えていきます。さらに必要に応じて、税理士、司法書士、行政書士、弁護士などの紹介も行っています。
工事金額だけではない安心面についても、後々後悔をしないリフォームのためのポイントになることを知っておいていただきたいと思います。

相談例4/リフォームローンか? 現金での支払いか?

─ リフォームを考えています。貯金を使ってしまうことにも不安がありますが、家のローンが残っているため、リフォームと二重のローンを払っていくことにも抵抗があります。

現金かローンか、資金計画はリフォームでよく受けるご相談の一つです。これも、リフォーム費用、住宅ローンの残高、貯蓄額、家族のライフプランによって、個別相談で試算しながら考えていくことがベストだと思います。
一般的な例を挙げるなら、例えば家を建てて10年程度で、外壁の塗り替えなどで200〜300万円必要になった時にどうするか。子どもが小学校に上がる頃に家を建てたなら、これから一番教育資金が必要な時期と重なります。
今よりも金利が高い時に住宅ローンを組んでいたり、ちょうど10年固定金利が終わる頃であれば、住宅ローンを見直して借り換えすることで、リフォームのローンを上乗せしても、今の住宅ローンと支払い額が大きく変わらずに済むこともあります。

またリフォーム会社のキャンペーン等で、無金利ローンが利用できることもあります。トータテリフォームセンターでも、イベント時などにそうしたお得なプランを用意していると聞いていますので、上手に活用してみてください。

今後の開催予定

トータテリフォームセンターでは、定期的にリフォームについて相談できる「リノ活」を実施しています。無料で参加できますので、イベント情報をチェックしてお気軽にご参加ください。

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