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長風呂派のあなたへ 快適お風呂リフォームのススメ
肌寒くなり、長風呂にはもってこいの季節になってきました。
一方で、これからさらに気温が下がる冬を迎えると、リビングとお風呂場の温度差によって生じるヒートショックのリスクが高まります。
そこで今回は、日々の疲れをリフレッシュする癒しの場であるお風呂を、より快適で安全な空間にしたいと考える方に向け、お風呂リフォームの種類や注意点を解説します。
みんながお風呂をリフォームするタイミングは?
お風呂のリフォームはどのようなタイミングで考えれば良いのでしょうか?ここでは、お風呂をリフォームする一般的なタイミングを紹介します。
お風呂が古くなったとき
リフォームを考え始めるタイミングとして、お風呂が古くなったときが考えられるでしょう。
お風呂が古くなると、さまざまな不具合が生じます。
例えば、タイルが割れてしまった、カビが定着してしまった、お風呂のドアが閉まらなくなったなどの不具合です。
基本的にお風呂のリフォーム時期は「20〜30年間」が目安と言われています。
しかし、上記で述べたような不具合が気になるようであれば、リフォームを検討してみても良いかもしれません。
寒いお風呂がつらくなったとき
寒いお風呂がつらくなったときも、リフォームを考えるべきタイミングでしょう。
寒いお風呂はヒートショックの原因となります。
ヒートショックとは、気温の急激な変化によって生じる心臓や血管の疾患のことです。
暖房の効いた部屋から、気温の低いお風呂に移動する場合などに起きやすいとされています。
特に、ご高齢の方がいるご家庭や、高血圧や糖尿病などの持病を抱えている方は断熱性や気密性の高いお風呂にリフォームすることを検討すると良いでしょう。
大きいお風呂が欲しくなったとき
お風呂をリフォームするタイミングとして、大きいお風呂が欲しくなったときが挙げられます。
例えば、お子さんが生まれたご家庭で、お子さんと一緒にお風呂に入れるスペースを確保するために、お風呂を大きくしたいと考え始める人が多いです。
他にも、介護などで大きいお風呂のほうが使い勝手が良いケースもあるでしょう。
配管などの設置場所を変えてスペースを確保したり、脱衣室のスペースの一部をお風呂にあてたりすることで、お風呂を大きくすることができます。
お風呂リフォームの種類
はじめに、お風呂リフォームの種類を見ていきましょう。
お風呂は大きく分けて、昔ながらのタイル貼りの在来風呂とユニットバスの2種類があります。
在来風呂から在来風呂へのリフォーム
浴槽だけ、あるいは浴槽と壁と床材を取り替えるリフォームです。
建物やサイズの関係でユニットバスに交換できない場合や、タイルや浴槽のタイプなどにこだわりたい場合はこの方法となります。
好みのタイルを使用したり、タイルからパネルに変えたりするなど、デザインの自由度の高さが特徴です。
在来風呂からユニットバスへのリフォーム
浴槽および壁・床材を全て撤去して、ユニットバスに置き換える方法です。
お手入れが容易で、かつ断熱性・保温性に優れたお風呂に生まれ変わります。
一方で、既存壁の内側に新しく壁を設置することで、天井が低くなるなど、以前より狭く感じるようになる場合もあります。
ユニットバスからユニットバスへのリフォーム
断熱や抗菌、あるいは節水機能など、ユニットバスは年々進化しています。
ユニットバスからユニットバスへのリフォームにより、最新の機能を備えられる点が何よりものメリットです。
より高機能な設備を導入する場合は、配線や電気容量の見直しを伴うこともあります。
お風呂リフォームでよくある相談
リフォームを検討中の方からよく寄せられる相談は、工事費用や工期、オプションの種類、工事中の生活についてです。
戸建てのお風呂リフォームの費用は?
在来風呂→在来風呂
- ・費用の目安:50万~200万円
- ・工事期間の目安:2週間前後
※標準的なグレードの場合
在来風呂へのリフォーム費用は、部分的な工事や浴槽のグレード、使用する材料により大きく変わるため、50〜200万円程度と幅があります。
工期は、タイル張りを採用する場合は2週間前後必要です。
床や壁に、タイルではなくユニットバス風のパネルを使用する場合は、1週間前後に短縮される場合もあります。
在来風呂→ユニットバス
- ・費用の目安:120万円前後
- ・工事期間の目安:1週間前後
※標準的なグレードの場合
在来風呂からユニットバスへのリフォームの費用は、浴室の大きさやユニットバスのグレードにより変化するものの、120万円前後と見込んでおくとよいでしょう。
工期は、在来風呂の解体や基礎工事が必要なため1週間前後必要です。
ユニットバス→ユニットバス
- ・費用の目安:100万円前後
- ・工事期間の目安:5日前後
※標準的なグレードの場合
ユニットバスからユニットバスへのリフォームの費用も、浴室の大きさやユニットバスのグレードにより変化するものの、100万円前後となります。
工期は、5日前後と短めです。
どのようなオプションがあるの?
機能性重視のあなたに
保温機能や自動洗浄機能付きの浴槽があります。
冬場のヒートショック対策として浴室暖房や床暖房、浴室を乾燥室として利用できる浴室乾燥機も人気の機能です。
また、高齢者の安全対策として、手すりを取り付けるとよいでしょう。
なお、人気の追い焚き機能は、浴槽ではなく給湯器の機能のため、ご希望の場合は給湯器の取り替えが必要です。
リラックス重視のあなたに
ジェットバスやサウナ効果が得られるミストサウナがおすすめです。
また、多機能シャワーヘッドに取り替えると、好みに合わせて水圧や空気の含有量を変化させられます。
このほか、お風呂に入りながら音楽を楽しむ浴室オーディオや浴室テレビ、落ち着ける空間を演出する水中照明や浴室照明もあります。
工事中は仮住まいが必要?
お風呂の工事中は、基本的に仮住まいは必要ありません。
仮住まいが必要になる工事は、スケルトンリフォームや住宅設備をすべて取り替える大規模なリフォームの場合です。
ただ、工事期間中はお風呂を使用することができないので注意してください。
近所の銭湯を利用するなどして、臨機応変に対応する必要があります。
工事の日程は調整できるので、スケジュールの都合に合わせて調整しましょう。
リフォーム中は水を使えるの?
お風呂のリフォーム期間中は、普段どおり水を使用できます。
ただし、上水道の元栓を止めなければならない水道工事の間(2〜3時間程度)は、水道が止まります。
もちろん、リフォーム期間中はお風呂を使用できません。
リフォーム中はうるさいの?
リフォーム中の騒音を気にする人は多いのではないでしょうか?
しかし、基本的に、工事中に発生する大きな音はほとんどありません。
工事には電動ドライバーなどの道具が使用されます。
騒音が不安な人は、可能な限り静かに工事してもらえるように伝えておくと良いでしょう。
カラーコーティングの溶剤などを使用すると、臭いが発生することがあるため、換気対策を行ってくれる業者に依頼することが大切です。
費用10万円など、お風呂リフォームを格安でできないの?
結論から述べると、お風呂のリフォーム工事は10万円程度におさえることは可能です。
工事の内容にもよりますが、床や天井の部分的なリフォームや手すりの設置、換気扇の交換などの小規模な工事であれば、10万円以下で工事を行うことができます。
ただ、お風呂全体をリフォームする場合の予算は、100万円〜200万円が相場となっています。
リフォームの目的は何か、予算はどれくらいかなどを踏まえた上で、必要なリフォームを行いましょう。
リフォームのサイクルってどのくらい?
一般的にお風呂の寿命は20年〜30年程度と言われています。
このため、経年劣化によるリフォームは、こちらの年数を目安にすると良いでしょう。
破損が生じた場合は、必要に応じてその都度リフォームをするイメージです。
また、ライフスタイルの変化など、必要が生じたタイミングにもリフォームが行われます。
補助金って使えるの?
お風呂のリフォームで補助金を使用することは可能です。
例えば、介護保険、国や自治体が実施している補助金・助成金制度を利用することができます。
申請は施工業者が行ったり、工事が完了してから申請したりすることがあるので、補助金・助成金制度を利用したい人は、まずは情報収集することをおすすめします。
以下で補助金・助成金制度について詳しく説明するので、参考にしてください。
住宅省エネ2024キャンペーンについて
住宅省エネ2024キャンペーンとは、2050年カーボンニュートラルを実現するために設けられた、以下の4つの補助事業のことです。
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ここでは、関連性の高い「給湯省エネ2024事業」について紹介します。
給湯省エネ2024事業
高効率給湯器を設置する戸建や共同住宅を対象にした補助金制度です。
高効率給湯器に応じて定額が定められています。
- ・ヒートポンプ給湯機(エコキュート):8万円/台
- ・電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯機(ハイブリッド給湯機):10万円/台
- ・家庭用燃料電池(エネファーム):18万円/台
さらに、条件によって「性能加算額」や「撤去加算額」などが支給されます。
参考:給湯省エネ2024事業
お風呂リフォーム 7つの注意点
実際にお風呂リフォームを検討する際の注意点を解説します。
リフォームの目的を考えよう
まずお風呂をリフォームする目的を明確にすることが大切です。
目的によって必要な設備や工事内容、費用が変わってきます。
例えば、浴室の寒さが気になりリフォームしたのに、浴室を広くしすぎて保温性能が下がってしまったという失敗例があります。
寒さ対策やスペースの確保、修理など、お風呂をリフォームする目的をしっかりと業者に伝えるようにしましょう。
適切な大きさを選ぼう
浴室を広くしすぎると、保温性が低下するとともに、冬場に寒く感じるようになります。
また、掃除が大変になるなどのデメリットもあります。
毎日利用することを考えて、適切な大きさにとどめておくとよいでしょう。
広さなど可能なかぎり実物を確認しよう
ユニットバスは、メーカーやモデルにより壁の厚みが異なる場合もあることから、リフォーム後に思ったより狭く感じることがあります。
特に在来浴室からユニットバスにリフォームする場合は注意しましょう。
また、色合いやデザインも、カタログと実物では感じ方が異なるようです。
可能な限り、ショールームなどで実物を確認するとよいでしょう。
色や素材選びは慎重に
浴室の色は、実用性や快適性において重要な要素です。
落ち着いた雰囲気ならダーク系、明るく開放的な空間ならホワイト系、おしゃれを演出するならピンクなどのパステル系など様々な色を選べます。
一方で、ダーク系は水垢などの汚れが目立つなど、色ごとにデメリットもあることから、好みだけでなく実用性も勘案しながら色を選択するとよいでしょう。
また、FRP(繊維強化プラスチック)、人工大理石、ホーロー、ステンレスなど様々な素材が用意されており、それぞれのメリット・デメリットを見極めた上で判断が必要です。
商品費用と工事費用を確認しよう
お風呂のリフォームにかかる費用は「商品費用」と「工事費用」に分かれていることがあります。
こういった場合は、ユニットバスなどの商品とは別に、工事や撤去にもお金がかかるということです。
商品代だけを見て「安くリフォームできそう」と勘違いしないように、注意してください。
リフォーム期間中のお風呂を考えておこう
まずは、「リフォームにどれくらいの期間が必要か」について業者に確認しておきましょう。
リフォーム期間中は自宅のお風呂を使用できないため、リフォーム期間中のお風呂をどうするか考える必要があるためです。
リフォーム期間が長いようであれば、親戚や友人の家のお風呂を毎日借りるのは申し訳ないと感じるかもしれません。
リフォーム期間に応じて、銭湯を利用するなど、お風呂をどうするか事前に考えておきましょう。
シャワーフックなど、取付位置は細かく確認しよう
リフォームが完了してから、シャワーフックが届かないことに気づいたといった事態を避けるためにも、取付位置などを細かく確認しておくことが大切です。
居住者全員がシャワーフックに届くか、鏡は見やすい位置にあるかなど、実際に使用するシーンを想定して、設備の取り付け位置を決めましょう。
マンションのお風呂リフォームについて
それでは、マンションのお風呂リフォームで注意すべきことはあるのでしょうか?
費用と期間について
マンションのお風呂のリフォームにかかる費用と期間は、施工内容によって変わります。
例えば、ユニットバスの交換リフォームの場合、費用の相場は「50〜150万円」程度で、期間は「4日前後」です。
在来浴室からユニットバスに変えるリフォームの場合は、費用の相場は「65〜150万円」程度で、期間は「1週間前後」です。
ただ、上記の数字はあくまで目安なので、費用と期間についてはリフォーム業者に確認するようにしてください。
注意点について
マンションのお風呂のリフォームに関して、注意すべき点はあるのでしょうか?
管理組合の許可を忘れずに得よう
マンションのお風呂をリフォームする場合、管理組合の許可を取っておく必要があります。
マンションの場合、管理規約で施工できる範囲が定められているためです。
例えば、排気口や換気ダクトの工事が必要なリフォームは禁止されていることがあります。
他にも、公共部分のリフォームは禁止されていることがほとんどなので、浴室に窓をつけることなどはできない可能性があります。
下や隣の住民への影響を考えよう
マンションの場合は特に、周りの住民に配慮しなくてはいけません。
工事によって生じる騒音や臭いに対して、周りの住民が迷惑に感じることがあるためです。
工事が始まる前に近隣住民に挨拶や報告をするようにしましょう。
マンションによっては報告が必須になっているところもあります。
なお、工事が終了した後も挨拶すると、その後の付き合いも穏便に進みやすいです。
資材の運搬経路を考えよう
マンションのお風呂をリフォームする場合、資材を運搬する経路を確認しておきましょう。
マンションによっては、通路が狭くユニットバスを持ち込めなかったり、エレベーターがなくて運搬費が必要だったりするケースがあります。
お風呂リフォームの成功事例
ここでは、お風呂リフォームの成功事例を紹介します。
お手入れがしやすいバスルーム
初めに紹介するのがリフォームによりお手入れが楽になったケースです。
リフォーム前はスノコを敷くスタイルで定期的な掃除が必要でした。
リフォームによって乾きの早いカラリ床に変え、掃除しやすい排水口を設置したため、お手入れしやすくなったと感じているようです。
お風呂の蓋もカビが生えやすいシャッタータイプではなく、掃除しやすい蓋に変えました。
お風呂はほとんど毎日使う場所なので、お手入れしやすくなるだけでも、生活が楽になると考えられます。
参考:わが家のリフォーム体験記 4〜リフォームで暮らしは変わるは本当だった!
TOTOのユニットバス
続いて紹介するのが、在来風呂からTOTOのユニットバスに変更したケースです。
在来工法で作られた浴室だったので、リフォーム前はタイルが剥がれ、掃除が大変だったと言います。
TOTOのユニットバスに変更した後は、床・壁・浴槽に汚れがつきにくくなり、掃除が楽になったそうです。
さらにエコキュートを採用・オール電化プランに変更したことで、光熱費が約半分になったと言います。
浴室内に手すりを設置
最後に紹介するのが、浴室内に手すりを設置したケースです。
手すりを設置することで移動にかかる負担が軽減されます。
さらに、ワイドミラーを設置したことで、空間を広く見せることに成功しました。
キッチン・バス・洗面・トイレの水廻り4点セットを同時にリフォームしたため、特別価格でリフォームできました。
参考:マンションリノベーションの実例を見てみよう2〜築約30年の部屋を北欧テイストに
お風呂リフォームのご相談はトータテリフォームセンターへ!
今回の記事では、
- ・お風呂をリフォームするタイミングやお風呂リフォームの種類
- ・お風呂リフォームでよくある相談
- ・住宅省エネ2024キャンペーン
- ・お風呂リフォーム7つの注意点
- ・マンションのお風呂リフォーム
- ・お風呂リフォームの成功事例
について解説しました。
トータテリフォームセンターのホームページでは、これまで手掛けてきたお風呂リフォームの事例を紹介しています。
快適なお風呂時間の実現に向けて、お気軽にご相談ください。
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