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イメージチェンジ派?それとも機能重視派?壁紙リフォームのあれこれ

リフォームしたい
2022.08.22

お住まいのリフォームをご検討される際は、壁紙も見直ししてみませんか。経年により色褪せや汚れが目立ってきた、あるいは気分を一新したいなど、壁紙でお部屋のイメージもガラッと変わります。また最近の壁紙は、消臭やアレルギー対策など機能の充実だけでなくデザインも豊富になり、多種多様なタイプがあります。

そこで今回は、壁紙リフォームにまつわるお役立ち情報をお届けします。

壁紙リフォームを知ろう

壁紙を貼り替えることを、「壁紙リフォーム」といいます。また壁紙のことを「クロス」と呼ぶこともありますが、基本的には同じものを指しています。まずは、壁紙リフォームのメリットやリフォームを実施するタイミングについてお話しします。

壁紙リフォームでお部屋をリフレッシュ

壁紙リフォームを実施し、室内の色やデザインを一新して、お部屋のリフレッシュはいかがでしょうか。目立つようになった壁紙の汚れや劣化が一掃されて、気分転換につながるのも壁紙リフォームの魅力です。

このほか、インテリアや家具などの調度品の購入に併せて壁紙リフォームを行うと、空間をデザインするワクワク感が高まります。

リフォームのタイミング

一般的に壁紙の耐用年数は、10〜15年といわれています。もちろん、汚れや劣化状況により早めに壁紙リフォームされる場合があれば、20年以上使用される場合もあります。

間取りの変更や増築、設備の入替えなどのリフォームの際に、壁紙リフォームも一緒に検討してみてはいかがでしょうか。

壁紙リフォームを成功させるコツとは

ここでは、お住まいの壁紙リフォームを成功させるコツを解説します。
壁紙リフォームを行うにあたり、どのような壁紙を理想とするのか、しっかりイメージしましょう。

貼り替える壁紙の材質を理解する

壁紙リフォームの際、下地は既存のままでクロスのみ貼り替えるのか、下地ごと新しくするかで選べるものが変わってきます。
壁紙貼り替えのポイントは”厚み”です。下地の不陸(ふりく:クロスの表面に凹凸がでてしまうことをいいます)が目立ちにくいものを選ぶとよいでしょう。また、壁紙メーカーのカタログに”リフォーム推奨品”などの記載がありますので、そちらもご参考にしてください。

また、近年は、リフォーム向けのビニルクロスもデザインや機能性のバリエーションが増え、コーディネートの幅が広がってきています。
下地ごと新しくリフォームする場合は、更に選べる壁紙のバリエーションも広がります。紙や漆喰や珪藻土、石素材のような仕上がりのようなデザインもあり、ワンランク上のコーディネートが実現できます。

壁紙には以下のような素材があります。

・塩化ビニル樹脂系

・紙

・繊維

塩化ビニル樹脂やビニール製の壁紙は、安価で耐水性に優れており汚れや傷に強い点がメリットです。

紙製の壁紙は紙ならではの風合いが特徴で、中には和紙を用いたものもあります。また、繊維製の壁紙は植物繊維や化学繊維で作られており、破れにくさがメリットです。

デザインでは、色だけでなく、理想とする室内空間の実現に向けて模様や質感を考えるとよいでしょう。また、カタログや色見本と実際の仕上がりでは見え方が異なることから、可能なかぎり大きなサンプルで確認するとよいでしょう。

機能性では、アレルギーや匂い対策をはじめ、抗菌・抗カビ、あるいは防汚など目的に合わせて選択します。

内装の塗装や家電製品の交換も考える

意外と見落としやすい点は、窓枠の塗装やエアコンなどの据付型の家電製品です。壁紙を新調したことで、窓枠やエアコンなどのくすみや色褪せが目立つことがあります。壁紙リフォームを実施して、せっかくお部屋が綺麗になったにもかかわらず、みすぼらしく見えることもあるようです。

壁紙リフォームを家電製品の更新と併せておこなう、窓枠など塗装部分も一緒に実施するなど、工夫するとよいでしょう。新しい壁紙の雰囲気と合わせることで、よりお部屋が美しく生まれ変わります。

壁紙リフォームを行う際は、部屋の一部だけでなく、色合いや質感を統一するためにお部屋全体を貼り替えましょう。可能であれば、天井も同時にリフォームすることをおすすめします。

壁紙リフォームの具体例

おしまいに、デザインや壁紙の選び方など、壁紙リフォームの具体例について見ていきましょう。

空間をデザイン

壁紙リフォームでは、「調和」と「バランス」を考えながら、新たに空間をデザインします。

ドアや床材の色調と「調和」させながら、壁紙の基本となる色を決めるとよいでしょう。例えば、白っぽい明るい床に白い壁紙を選択するとモダンなデザインになり、薄茶の床にベージュの壁紙を合わせるとナチュラルなデザインになります。

また、床、壁、天井の明暗の「バランス」を整えると、お部屋の基本となる雰囲気が決まります。

空間を明るく開放的にする場合は、床、壁、天井順に明るくなるように色を決めます。一方、空間をシックな落ち着いた雰囲気にする場合は、床、壁、天井順に暗くなるようにするとよいでしょう。

機能を重視した壁紙選び

壁紙の機能を重視する場合は、どの部屋に使用して、どのような機能を期待するのかを明確にします。

家族でよく利用する居間であれば、抗菌や防カビ、アレルギーをはじめ、吸湿などお部屋を快適にする機能を有した壁紙がおすすめです。

キッチンやダイニングで匂いや油汚れ対策を重視するならば、消臭機能や防汚機能を有した壁紙はいかがでしょうか。衛生面を考慮する場合は、抗菌機能を付加した壁紙もあります。

トイレでは、ニオイの元となるアンモニアを分解する消臭機能や、雑菌の繁殖を抑制する抗菌機能を重視するとよいでしょう。

そして最近では、ストレッチ性、抗菌、消臭、撥水などの多数の機能性を併せ持ったクロスも開発されています。

デザインを重視した壁紙選び

お部屋の一部分だけに使用する周囲と異なる色や模様のある壁紙を、アクセントクロスといいます。アクセントクロスを取り入れると、単調だった雰囲気が大きく変化し、おしゃれな空間へと生まれ変わります。

例えば、天井に据え付けてある照明やインテリアの周囲に模様を取り入れるだけで、見栄えも大きく変化します。
白地ベースの柄物クロスを採用すると、照明器具やインターフォンなどの機器類を悪目立ちさせない効果も出てきます。

とはいえ、模様のある壁紙に馴染みのない方や、初めてリフォームされる方は失敗するのを恐れたり、柄のある空間に抵抗を感じたりすることもあると思います。その場合は、いきなり大きな部屋からアクセントクロスを取り入れるのではなく、トイレなどの狭い空間に取り入れてみるとよいでしょう。

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