TOPICS住まいのコラム

これからシーズンを迎える前にお住まいの台風対策をまとめて解説

暮らしのヒント
2022.07.14

これから夏本番を迎えるとともに、台風のシーズンを迎えます。台風とは一体どのような自然現象で、どのような災害を引き起こすのでしょうか。強い風が吹くのが台風と、漠然と理解されている方が多いようです。

そこで今回は、台風についておさらいをするとともに、災害からご家族やお住まいを守るためにやっておきたいことについて解説します。

台風を知ろう

お住まいの台風対策についてお話しする前に、「そもそも台風って何?」から紐解いていきます。

そもそも台風とは何?

台風とは、最大風速が17m/s以上の熱帯低気圧のことです。そもそも熱帯低気圧とは、熱帯や亜熱帯の海上で発生した低気圧をいい、水蒸気を含んだ暖かい空気でできています。

似たような名称の低気圧として、温帯低気圧があります。温帯低気圧は、中緯度で発生し、北半球においては、北側の寒気と南側の暖気が混ざろうとして渦を巻き、前線を伴っていることが特徴です。

台風も北上するにつれて、寒気を巻き込んで前線を伴うようになると温帯低気圧に変わります。しかし、風の強さが残っていることから、油断してはいけません。

過去に中国地方を襲った台風

気象庁によると、30年間(1991年〜2020年)の平均では、毎年およそ25個の台風が発生し、そのうちおよそ12個が日本から300km以内に接近して、さらにおよそ3個が上陸しているとのことです。

中国地方(山口県除く)から300km以内に接近した数を見ると、10年間(2011年〜2020年)の平均ではおよそ3.8個です。日本に接近した台風のおよそ4分の1が中国地方に来ていることがわかります。

また、中国地方における台風接近は、7月から増えはじめピークは9月です。

2011年から2020年に中国地方(山口県を除く)に接近した台風の数(気象庁ホームページより抜粋)

どのような被害が起こる?

台風により引き起こされる災害は、風害、高潮害、水害などです。

風速15m/s以上の風が吹く範囲を強風域、風速25m/s以上の風が吹く範囲を暴風域といい、台風が接近すると強い風が吹きます。なお、台風の風は、進行方向に向かって右の半円が強く、左の半円ではいくらか弱くなります。

南からの強い風が吹き続けることにより、高潮が発生します。海岸沿いの低い土地にお住まいの方は、高潮や高波に注意が必要です。

また、台風は大雨を伴っています。広範囲に長時間に亘って雨を降らせる特徴があり、日本付近に前線が停滞していると、前線の影響が加わりさらに雨が強くなります。

台風が来る前にやっておきたいこと

日頃から台風に対しどのような備えが必要なのでしょうか。普段の生活でやっておきたい対策について見ていきましょう。

ハザードマップの確認やタイムラインの作成

家庭内で防災意識を高めることが何よりも大切です。ハザードマップを元に、お住まいにどのような災害が起こる可能性があるのか確認します。ハザードマップには、洪水、土砂災害、浸水、高潮など、様々なマップがあり、自治体や国土交通省のホームページから入手可能です。

家族で危険な場所や避難場所、避難ルート、ならびに連絡方法についてお話ししておきましょう。また、「いつ」、「誰が」、「何をするか」を時系列的に整理した防災タイムライン(防災行動計画)を、併せて作成しておきます。

非常用持ち出し品の準備や備蓄

災害の発生や、電気や水道などのライフラインの停止に備えて、水や食料品、懐中電灯やバッテリー、手袋やタオル、救急用品などを準備しておきましょう。なお、非常持ち出し品が雨に濡れるリスクを低減するために、防水リュックがおすすめです。

食糧の備蓄は、最低3日〜1週間分が目安とされています。また、水は1人あたり3リットルが目安です。今日では、レトルト食品や缶詰など日持ちのする食品を定期的に消費しながら備蓄する、ローリングストックが推奨されています。

台風が接近したらやるべきこと

台風が接近してきた時にやるべきことを、以下に整理しました。

外回りの確認や整備

窓に雨戸やシャッターがある場合は、これらを閉めて飛来物に備えましょう。雨戸などがない場合は、ガムテープや養生テープを用いて、ガラスの飛散防止対策を実施します。また、カーテンを閉める、ブラインドを下ろすことも飛散防止対策として有効です。

お住まいの周りに置いてある、植木鉢やゴミ箱を室内にしまいます。物干し台や自転車など中に収納できないものは、横にして固定するとよいでしょう。エアコンの室外機の破損が心配な方は、エアコンカバーを用いて覆います。

場合により浸水対策も行う

浸水の恐れがある箇所では、家電製品や貴重品、あるいは家財道具や備蓄食糧を2階などの高い箇所に移動させておくとよいでしょう。

今日では、手軽に設置できる防水シートや防止板をはじめ、水で膨らむ簡易な土のう袋も販売されており、日頃から備えておく方法もあります。

お住まいにおける台風対策

これまではソフト対策を中心に見ていきましたが、最後にお住まいを強くする方法をご紹介します。

雨戸やシャッターを取り付ける

窓ガラスの破損対策として、雨戸やシャッターの取り付けはいかがでしょうか。このほか、マンションなどの小さな窓でよく見かける面格子を取り付けると、飛来物により窓ガラスが割れるリスクを低減できます。

このほか、ガラスそのものを防犯ガラスや強化ガラスに変える方法もあります。防犯ガラスは、台風対策だけでなく、防音対策、省エネ対策としても有効です。

耐用年数を過ぎた屋根をリフォーム

屋根や雨樋の耐用年数を過ぎても、メンテナンスを行っていない場合は要注意です。屋根材や雨樋が強風で飛散し、近隣に迷惑をかけることもあります。

雨樋やトタン屋根の変形だけでなく、少しの風でガタガタ音がするようであれば、速やかに修繕を実施しましょう。また、定期的に屋根を点検し、健全度を確認しておきましょう。

台風に対するお住まいの不安や雨戸の取り付けなどの対策については、お気軽にトータテにお問い合わせください。

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