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ダウンフロアでおしゃれに暮らす!メリット・デメリットや工夫すべきポイントを解説
最近おしゃれなリビングづくりの方法として、「ダウンフロア」を採用される方が増えてきました。ダウンフロアは、一般的なフラットなリビングと比較して、空間に広がりとアクセントを与えてくれます。
そこで、ダウンフロアを検討する際の参考として、メリット・デメリットや、よりダウンフロアを活かすために工夫したいポイントをまとめてみました。
おしゃれで注目のダウンフロアとは何?
おしゃれな室内空間づくりの方法として注目されているダウンフロアとは、いったいどのようなお部屋なのでしょうか。はじめに、ダウンフロアの定義や構造を解説します。
そもそもダウンフロア(リビング)とは
ダウンフロアリビングは、スキップダウンフロア、ピットリビング、ステップダウンフロア、小さがりなどとも呼ばれている、床面を基本となる高さから数段下げて設けるリビングをいいます。高さについて特に決まりはないものの、リビングでは30cmが多いようです。
これとは逆に、床面を基本となる高さから数段上げる場合は、スキップフロア、小上がりといいます。リビングの隣に床を高くして設けた和室や、同じ階で天井は同じ高さでありながら階段を設けて設置したフロアを指します。
構造的に何かどう変わるの?
ダウンフロアは、基本となる高さから数十cm下げて床面を設置するだけであり、建物の構造そのものが大きく変わるわけではありません。ただし、床面を下げるだけの十分な床下空間が必要です。
また、長期優良住宅の認定を受けようとする場合、床下空間の点検を行うための有効高さ330mmを確保するか、確保できない場合は床を全て取り外して点検できるようにしなければなりません。
もちろん、長期優良住宅でなくても、床下の点検が難しくなることはあまりよいことではありません。ダウンフロアを希望される際は、あらかじめ設置の可否や床下の点検方法について相談しましょう。
また、床を低くした分、建物の基礎を通じて熱交換が発生する可能性があります。ダウンフロアにする場合は、住まいの断熱方法に基礎断熱を採用するとよいでしょう。
このほか、床下のスペースが狭くなるため、床下暖房を設置できなくなる可能性があり、ご希望の場合は注意が必要です。
ダウンフロアのメリット・デメリットとは
住まいがおしゃれになる以外に、どのようなメリットがダウンフロアにあるのでしょうか。
ダウンフロアのメリットおよびデメリットを整理してみました。
ダウンフロアのメリット
床を下げることで、天井が高くなり、視覚的に解放感を感じられます。
段差があることで空間を区切る効果もあるため、壁や仕切りを設けることなく、空間にメリハリが生まれる点もメリットです。
また、平らなリビングと比較して空間にアクセントが生まれて、デザインの自由度が高くなります。
基礎的な高さ部分はフローリング、ダウンフロア部分はカーペットにするなど、組み合わせを楽しむこともできます。
段差になった部分をベンチや背もたれとして利用できます。
また段差部分に引き出しを設けて、収納として活用される例もあるようです。
ダウンフロアのデメリットと注意点
室内に段差を設けることは、バリアフリーではなくなることです。高齢者の方や足が不自由な方には、スロープや手すりを設けるなどの配慮が必要になります。また、子ども、大人にかかわらず、転倒リスクが伴う点も忘れてはいけません。
段差があることで、インテリアや調度品の配置に制限がかかる場合があります。例えば、テレビ画面やスピーカーとソファの位置関係など、適度な距離を保つ必要があるものについては、あらかじめ寸法を測るなどしてレイアウトを考えるのがおすすめです。
このほか、ダウンフロアはホコリが溜まりやすいデメリットがあります。特に、段差の隅はホコリが溜まりやすい箇所であり、掃除の手数が増えるかもしれません。また、スキップフロア部分は段差が生まれるため、お掃除ロボットでの掃除が難しくなる点にも注意が必要です。
工夫次第で大きく変化するダウンフロア
ダウンフロアは、フラットなフロアと比較して、多彩な空間利用が可能です。おしまいに、ダウンフロアの工夫例を紹介します。
内装やインテリアを工夫する
キッチン、リビング、ダウンフロアと床材を変えると、デザイン的にも空間利用的にも幅が広がります。
ダウンフロアにカーペットや絨毯を敷くと、子どもの遊び場や横になる場所として利用でき、畳を敷き詰めるとちょっとした和室として利用できます。
また、段差部分にクッションなどを敷いて、段差をソファーのように利用してもよいでしょう。
ダウンフロアに間接照明を設けることも可能です。天井の照明を消すと、落ち着いた空間が生まれます。
スキップフロアと組み合わせる例も
ダウンフロアの上に、スキップフロアを設けると、フロアが2つになり空間の有効活用につながります。
ダウンフロア部分を子どもの遊び場や収納などフリースペースとして活用して、スキップフロア部分をリビングとして利用するなど、利用方法は工夫次第です。
スキップフロアの面積不参入規定を適用すると、延床面積が小さくなり固定資産税を抑えられる場合があります。ただし、面積不参入のルールは自治体ごとに異なるため、事前の確認が必要です。
このほか、スキップフロアの天井高さを1.4m以下、面積を直下の階の床面積の1/2に抑えると、建築基準法上一般居室に該当しないため、容積率の計算に用いる延床面積としてカウントされない緩和規定に該当する場合もあります。
まとめ
トータテハウジングの施工事例では、ダウンフロアとスキップフロアを組み合わせた住まいを紹介しています。
フォトギャラリーでは、建物の外観をはじめ各部屋の様子をアップしており、住まいづくりの参考資料としてご活用いただけます。
また、ダウンフロアをお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。
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