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テレワーク時代の必需品「書斎・ワークスペース」の活用方法
近年の在宅勤務の普及により、書斎・ワークスペースが注目されてきました。
今では住まい購入時やリフォームの際に、書斎を確保される方もいらっしゃいますが、中には「使用頻度が高くないから、わざわざスペースを確保するのはもったいない」とお考えの方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、書斎・ワークスペースの活用方法や施工事例をお届けします。
今なぜ書斎・ワークスペースが求められているのか
新型コロナウイルス感染拡大により在宅勤務が普及しましたが、書斎・ワークスペースが自宅に無い場合はどこで仕事をしているのでしょうか。
はじめに、書斎やワークスペースを取り巻く実態やメリットをお話しします。
書斎・ワークスペースが無ければどこで仕事する?
自宅に書斎やワークスペースが無い場合、いったいどこで仕事をしているのでしょうか。
テレワーク・リモートワーク総合研究所(株式会社LASSIC)が実施したインターネット調査では、約半数の49.58%がリビングルームと答えています。
また、個室の書斎およびリビングルーム以外では、ダイニングルーム(16.71%)、寝室(16.34%)の順になっていました。
書斎・ワークスペースのメリットとは
1、仕事に集中できる
リビングルームやダイニングルームは、仕事スペースとして活用できるものの、あくまでも家族全員の共用スペースであり、仕事内容や時間帯によっては使いにくいこともあります。
書斎・ワークスペースは、仕事に集中できる、あるいはオンとオフが切り替えられる点がメリットです。
2、仕事以外にも活用できる
とはいえ、一般的に書斎としてわざわざ別室を設けることは、ハードルが高いイメージがあるようです。
しかし、書斎をワークスペースとして限定するのではなく、例えば趣味や子供の宿題スペース、または家族の本棚として利用するなど、工夫次第で活用の幅を広げられます。
仕事や使用用途に応じて機能や大きさを考えよう
そもそも書斎やワークスペースに求められる機能は、どのようなものでしょうか。
求められる要件や機能、および広さについてまとめてみました。
書斎・ワークスペースに求められる要件や機能
仕事に集中できることが、書斎・ワークスペースに求められる要件です。
また、オンライン会議なの際に子どもの声や生活音が入らないなど、プライベートと切り離す必要があります。
パソコン1台で仕事が完結する場合は問題ありませんが、仕事の資料や参考書が多くなる場合は収納スペースも必要となります。
このほか、コンセントや無線・有線LANなど機器を使用する環境が必要です。
書斎・ワークスペースを個室で設ける場合は、エアコンも必要となります。
広さと用途の関係について
書斎・ワークスペースの広さによって、できることも大きく変わってきます。
1畳から3畳を例に見てみましょう。
・1畳の場合
パソコンを置けて、かつ仕事に集中できれば十分という方におすすめです。
リビングの隅やデッドスペースを活用して、簡単な間仕切りを設けてテーブルと椅子を置くだけで完成します。
・2畳の場合
ちょっとした本棚など収納スペースを設けられます。
壁や本棚をうまく活用してスペース独立させると、オンライン会議にも支障ありません。
仕事や趣味のスペースとして家族で共用するならば、リビングの傍など誰もがアプローチしやすい箇所に設置するとよいでしょう。
・3畳の場合
本格的な書斎として機能します。ダブルディスプレイやその他機器、本棚だけでなくクローゼットも置ける大きさです。
出勤する必要がほとんどなく、自宅で長時間作業される場合に最適なサイズといえます。
書斎・ワークスペースの間取り例
自宅の書斎やワークスペースと聞くと個室をイメージされるようですが、必ずしもその必要はありません。
個室でなくとも、工夫次第で書斎が出来上がります。
おしまいに間取り例を紹介します。
個室タイプ
住まいの空きスペースを活用した縦長の個室タイプの書斎です。
独立した環境のため仕事に集中でき、オンライン会議も問題ありません。
以下の例では、後部のスペースに本棚を設置していますが、アイデア次第で収納あるいはクローゼットとしても活用できます。
主寝室の一部を利用するタイプ
こちらは、主寝室のコーナーを活用して、L字型の造作カウンターを配置した例です。
主寝室であり、あえて書斎として別室を設けなくても、昼間の時間帯は独立したワークスペースとして十分活用できます。
なお、本棚や収納は、部屋の広さにより配置や設置場所が変わります。
LDKに設置するタイプ
リビングの隅のスペースを簡単に仕切ることで、即席のワークスペースが出来上がります。
完全に独立してはいないものの、個室感があり集中して作業する分には十分です。
リビングとつながっているため、必要により家族とコミュニケーションもとれます。また、使用しない時は子どもの宿題スペースとしても活用できます。
廊下やホールなどを活用するタイプ
部屋だけでなく、廊下やホールも工夫次第でワークスペースを確保できます。
こちらの事例は、階段の踊り場にワークスペースを設置した事例です。
通常階段は空調がなく長時間過ごすには不向きですが、全館空調にすれば、快適なワークスペースとして有効に活用できます。
デッドスペースになりがちな階段スペースも、カウンターや本棚を設けることで、書斎や趣味の空間として生かせます。
まとめ
トータテハウジングのホームページでは、様々なタイプの書斎のある家の施工事例を紹介しています。
注文住宅の場合、工夫次第で書斎やワークスペースを確保できるため、施工事例を参考に検討してみてはいかがでしょうか。
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