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災害に強い家とは?設備や間取り、特徴について解説
地震や台風、洪水などの自然災害が多発している昨今、レジリエンス機能を備えた設備や住宅への注目が高まっています。
レジリエンス機能を備えた住宅とは、ただ災害に強いだけでなく、災害時でも住まいで過ごせるように備えられている住宅のことです。
しかし、中には「災害に強い家にはどのような設備が必要?」「家を建てる際に考慮すべき災害とは?」と疑問を持っている方も少なくありません。
そこで今回の記事では、災害の種類や必要な設備、災害に強い家の特徴、おすすめの素材などを解説します。
自然災害に強い家づくりに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
備えるべき災害の種類
災害に強い家づくりを目指すためには、まずどのような災害があるかを理解する必要があります。
以下で、備えるべき災害の種類を確認しておきましょう。
自然災害
自然災害とは、異常な自然現象により引き起こされる災害のことです。
代表的な自然災害としては、以下のものが挙げられます。
地震・津波
地震は、地球に十数枚存在するプレート(地球の表面を覆う岩盤)が押し合う力によって引き起こされる現象です。
日本は太平洋プレートやフィリピン海プレート、北米プレート、ユーラシアプレートの4つのプレートに囲まれているため、「地震大国」と呼ばれています。
実際に、2011年〜2020年に起きたマグニチュード6.0以上の地震のうち、17.9%は日本付近で発生しました。
そのため、日本には耐震性のある建造物が多く存在します。
津波
津波は、大きな地震によって海面が変動する伝播現象です。
大きな津波が起こると、大量の海水が海岸に押し寄せ、陸地の奥深くまで入り込んでいきます。
浸水1m程度から木造家屋は部分破壊し始め、2mに到達すると全面的に破壊されてしまいます。
さらに、破壊された家屋や船舶、木材などの漂流物によって被害が出ることも少なくありません。
過去に甚大な被害を出した津波から命を守るために、屋上に津波シェルターを設置する、耐震や水害に強い住宅を設計するなどして、津波対策をしている人も多く見受けられます。
風水害
風水害とは、雨・風、もしくは洪水・高潮・波浪などによって引き起こされる自然災害のことです。
風水害は大きく「①河川の氾濫」、「②土砂災害」、「③高潮による氾濫」の3種類に分けられます。
全国の中でも広島県は風水害が多い地域です。
平成26年における広島県の水害被害額は約446億円で、全国1位の被害額となりました。
特に風水害が多い地域は雨戸や屋根を補強するほか、断水・停電となった際に対応できるように対策しておく必要があります。
斜面災害
斜面災害とは、大雨や地震などにより傾斜地の土砂や岩石が滑り落ちる現象です。
「土砂崩れ」や「地すべり」などとも呼ばれています。
先述した通り、広島県は風水害が多い地域であるため、斜面災害への対策もしっかりと行わなくてはいけません。
斜面災害により家屋が全壊する被害も見られ、地盤リスクを考慮した家づくりの重要性が高まっています。
雪氷災害
雪氷災害とは、雪崩や除雪中の転落事故や、路面凍結などによる事故のことです。
日本では人口の15%は豪雪地帯に居住しており、雪による大規模な事故が起きています。
雪の多い地域では、屋根に雪止めを設置するほか、雪の重さに耐えられるように耐荷重設計を取り入れるなどして、対策を取ることが大切です。
人為災害
人為災害とは、人為的要因によって引き起こされる被害のことです。
自然災害と同様に、人為災害への対策も行う必要があります。
火災
火災とは、意図せずに発生・拡大する燃焼現象のことです。
不注意や事故、放火などによって引き起こされます。
自然災害と重なって火災が起きるケースも少なくありません。
例えば、地震によって料理中の火が燃え広がり、火災になることもあります。
爆発
爆発とは、圧力の急激な発生・解放により、周囲を破壊してしまうほどの作用がある現象のことです。
一般家庭で起きる爆発は、ガス爆発が多いと言われています。
カセットボンベやスプレー缶を間違って使用するなどして、爆発が起きてしまうことがあります。
災害に強い家にするために必要な設備
それでは、災害に強い家を目指すためには、どのような設備が必要なのでしょうか?
防災におすすめの設備
災害に強い家づくりに欠かせない設備を紹介します。
ドア・窓
ドアや窓は、外部から水や風が入り込む部分です。
台風などの悪天候時にも対応できるように、「浸水防止性能」や「耐風圧性能」が良いものを選びましょう。
さらに、ガラスの破損・飛散するのを防ぐために、合わせガラスを設置すると良いでしょう。
合わせガラスとは、2枚のガラスと特殊フィルムによって作られたガラスです。
ガラスが飛散しにくい仕組みになっているため、強風による飛来物が見られる際も、被害を防ぐことができます。
埋め込み型収納・造作家具
埋め込み型収納・造作家具とは、家を建てる際に一緒に作られた家具のことです。
後から設置する一般的な家具とは異なり、家と一体化しているため、地震発生時も転倒の心配がありません。
さらに、家全体の雰囲気と統一させた家具なので、見た目がすっきりするなど、防災以外のメリットもあります。
パントリー
パントリーとは、食品や飲料品、食器、日用品を収納するためのスペースです。
パントリーは災害時の非常食などを保管するスペースとして活用できます。
さらに、日常的に使用する場所であるため、非常食の賞味期限を確認しやすいです。
停電時にも流せるトイレ
トイレは電気が止まっても動くタイプの製品を選びましょう。
電気で動くタイプのトイレだと、排水できずに災害発生時に困ってしまいます。
例えば、乾電池でボタンが動く製品や、手動レバーがついている製品などもあります。
停電時の状況を踏まえてトイレを選ぶことが大切です。
耐震ラッチ
耐震ラッチとは、地震発生時にモノが落下しないために、本棚や食器棚などに取り付ける金具のことです。
地震の際に食器が落下・破損してしまうと、避難する際の妨げになることがあります。
速やかに避難できるようにするためにも、耐震ラッチを設置しておきましょう。
耐震ラッチを取り付けたとしても、普段は何も気にせずに棚を使用することができます。
シャッター
シャッターや雨戸を設置することで、窓ガラスを保護できます。
具体的には、台風のときに飛来物が当たったり、土石流が侵入したりするのを防ぐことが可能です。
ガラスが割れてしまうと、怪我をしてしまう可能性があるだけでなく、飛び散ったガラスを避けようとして避難が遅れてしまう可能性があります。
シャッターや雨戸は防犯対策にもなるので、取り付けることをおすすめします。
停電や断水時におすすめの設備
それでは、災害による停電や断水に備えるためにはどうすればいいのでしょうか?
以下で、停電や断水時に役立つ設備を紹介します。
太陽光発電システム
太陽光発電システムとは、その名の通り太陽光で電気を作り出すシステムのことです。
一般的には、発電所でつくられた電気が配電線で各家庭に送られますが、災害発生時は電気が止まってしまうことがあります。
しかし、太陽光発電システムの場合は自立運転に切り替えることで、非常用電源として使用することが可能です(夜間や悪天候時は使用できない可能性があります)。
停電時もスマホの充電や電子レンジ、電話などを使えるため、安心です。
蓄電池
蓄電池とは、電気を蓄えられるバッテリーのことです。
太陽光発電システムで作り出した電気や、電力会社から購入した電気を蓄えられます。
蓄電池があれば、災害時でも電力を確保することが可能です。
近年はポータブルタイプの蓄電池も販売されており、避難する際も持ち運ぶことができます。
さらに、蓄電池は普段の節電にも効果的です。
日中に電気を蓄えておいて、電気代が割高な夜間に使用すれば、電気代を大幅に節約できます。
しかし、蓄電池はイニシャルコストがかかるので注意してください。
エコキュート
エコキュートとは、ヒートポンプ技術によってお湯を作り出す給湯機のことです。
大気中の熱、いわば再生可能エネルギーを使う仕組みとなっており、環境に優しい給湯器として注目されています。
エコキュートを使って作り出したお湯は、貯湯タンクに貯めておくことができます。
そのため、災害時も貯めておいたお湯を使用できるのです。
エコキュートを取り入れたお風呂リフォームに関しては、以下の記事で解説しています。
雨水貯留タンク
雨水貯留タンクとは、雨水を貯めるための容器のことです。
雨どいを通じて、屋根から雨水を集めます。
雨水貯留タンクに水を蓄えておけば、断水時もトイレなどの際に水を使用することが可能です。
さらに、普段の水やりや洗車などにも使用できるため、節水にも役立ちます。
雨水貯留タンクを設置する場合、自治体の補助金・助成金制度を利用できる可能性があるので、事前に情報を調べておきましょう。
災害に強い家の3つの特徴
災害に強い家には、共通する特徴がいくつかあります。
以下で、主な特徴について確認していきましょう。
災害リスクが低い地盤・立地
災害に強い家を建てるためには、「災害リスクが低い土地」を選ぶ必要があります。
それでは、どのような土地が災害に強いのでしょうか。
- ・地盤が強い
- ・建物の倒壊リスクや延焼リスクが低い
- ・家屋倒壊等氾濫想定区域に該当しない
- ・海から距離がある(津波のリスクが低い)
- ・近くに傾斜が急な山が少ない
ここで紹介した項目はあくまで一例です。
上記のように土地を選ぶ際は、さまざまな観点から災害リスクについて考慮しなくてはいけません。
地盤調査データやハザードマップ、 明治以前の古地図など、複数の情報を参考にしながら、災害リスクに強い土地を見極めましょう。
シンプルな間取り
災害リスクが低い家の特徴として、「シンプルな間取り」という点が考えられます。
複雑な間取りよりも、四角をベースにした間取りのほうが安全です。
複雑な間取りだと特定の場所に負荷がかかりやすいですが、四角をベースにした間取りであれば負荷が等しく分散されます。
大きな開口部を設けたり、オーバーハング(外側へ張り出した形状)を取り入れたりすると、リスクが高まります。
災害に強い家を目指す場合は、シンプルな間取りを意識することが大切です。
2階をなくした平屋造り
2階をなくした平屋造りも、災害に強い家の特徴の一つです。
平屋造りは1階だけの階層の家のことで、伝統的な日本家屋には平屋造りの設計が採用されています。
2階建ての住宅と比較すると、平屋造りは地震発生時も揺れにくく、台風時の風圧にも耐えやすくなります。
また、平屋造りは階段の上り下りが必要ないため、バリアフリーの観点からも優秀な住宅です。
もちろん、広い土地が必要などの懸念点もありますが、平屋造りにはさまざまなメリットがあるので、家をリフォーム・新築する際に視野に入れてみましょう。
平屋造りのメリットとデメリットに関しては、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:いま人気の平屋、なぜ人気なのか?メリット・デメリットを含め徹底解説!
災害に強い家におすすめの素材
以下で、災害に強い家によく用いられる素材を紹介します。
住宅構造
一般的な建築材料として、木材やコンクリート、鉄などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
特にコンクリートと鉄筋を組み合わせた「RC構造(鉄筋コンクリート構造)」は、強風や地震、火事に対して性能を発揮します。
木造建築においても「枠組壁工法」や「耐震構法」、「SE構法」などの方法を用いることで、災害に強い住宅を目指すことができます。
土地の特性や気候などを踏まえて、最適な住宅構造を見極めることが大切です。
下地材
下地材とは、壁や天井、柱などを仕上げる際に使用する部材のことです。
例えば、構造用合板や石膏(せっこう)ボード、タイル、パーティクルボード、グラスウールなど、下地材にはさまざまな種類があります。
中でも構造用合板を壁や床に使用すると、地震に強い住宅を目指せます。
また、石膏ボードを用いることで、断熱性や耐火性を高めることができます。
外壁・外装
外壁・外装は、外部の衝撃を受けやすいです。
木材や石材、タイル、サイディング、モルタルなどさまざまな種類があるので、最適な素材を選びましょう。
例えば、台風被害が多い地域の場合、強度の高いタイルを使用することで飛来物による被害を抑えられます。
また、金属系サイディングも耐熱性や耐震性に優れており、台風にも強いと言われています。
さらに、外壁塗装を施すことで、防水性を高めることも可能です。
屋根材
屋根材は台風による被害を受けやすい部分であるため、台風に強い屋根材を選びましょう。
中でも防災瓦は強風などで落ちにくい素材と言われており、防水性にも優れています。
また、金属屋根は防水性に優れている素材です。
重さがないため、しっかりと施工をしないと飛ばされてしまうリスクはありますが、耐震性・耐火性にも優れています。
自然災害に強い建物へ!『トータテハウジング』の家づくりの工夫
災害に強い家づくりを希望する方は、トータテハウジングが提案するモデルハウスがおすすめです。
以下で、モデルハウスの「ENEIE」と「LATTICE」について詳しく解説します。
ENEIE
ENEIE(エネイエ)は、ZEH水準の性能を備えた住宅です。
太陽光発電システムと大容量蓄電池を導入しており、環境に優しい暮らしを実現できるだけでなく、災害時も蓄えた電気を使用できます。
ENEIEの魅力は災害に強い点だけではありません。
ENEIEはデザイン性にも優れており、吹き抜け階段やテラスに繋がるリビングは開放感を感じさせます。
参考:ENEIE(エネイエ)
LATTICE
LATTICE(ラティス)は、シックモダンテイストの洗練されたデザインと、高い省エネ性能を兼ね備えたモデルハウスです。
太陽光発電システムと蓄電池を取り入れており、災害時も自家発電で電気を共有できます。
災害時のみならず、日常生活も快適に過ごせるようにスペースを有効活用している点もLATTICEの特徴の一つです。
南向きのリビングから和室までは約24帖で、広々とした空間が広がります。
家事動線もしっかりと考慮しているため、スムーズに移動することも可能です。
今回の記事では、自然災害や人為災害に強い家や設備に興味がある方に向けて、災害に強い家に共通する特徴や、おすすめの設備・素材などを解説しました。
地震や火災、台風、洪水など、私たちの生活は常に災害のリスクにさらされています。
しかし、家づくりを工夫することで災害リスクを最小限に抑えることもできます。
トータテハウジングは災害に強い家をはじめ、デザインや設備など、お客様の希望に合わせた提案を行っています。
災害対策用の設備は後付けすることも可能です。
減災リフォーム&外壁塗装キャンペーン
2024年8月17日(土)~9月16日(月・祝)
リフォームを検討している方は、ぜひトータテリフォームセンターにご相談ください。
“減災”とは、災害によって被る被害を最小限におさえるために、あらかじめ行う取り組みをいいます。
自然災害の発生を防ぐことは難しいため、災害は起きるという前提のもと、被害をいかに軽減させるかを目的としています。
日本においては、自然災害の発生が多いため、“減災”の取り組みは必要不可欠です!
そこで、トータテリフォームセンターでは“減災”リフォームをご提案いたします!
台風に強い家はどのような工夫が施されているのでしょうか?風当たりの強い家はどう対策すればいいのでしょうか?台風による被害に遭わないためにも、家づくりを工夫することが重要です。
スタイルシェードにデメリットはあるのでしょうか?スタイルシェードの取り付けで失敗しないためにはどうすれば良いのでしょうか?後悔しないためにも、スタイルシェードのメリットとデメリットについて理解を深めましょう。